人件費の捉え方

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重くのしかかる人件費

「人件費」、会社経営にとって常に重くのしかかっているとされる費用です。

書物を取ってみても「人件費をどう抑制するか?」といったような書き方で扱われているものも多くあります。

「人件費」が適正なのか、今後の経営戦略に即した労働力を確保できているのかは、会社の成長に極めて重要なファクターだと思います。

会社の成長に合わせ高度な技能や経験が必要になることもあり、これに対応するために社員を雇うとなると、当たり前のことですがそれなりの費用が常に計上され、販管費は膨らんでいきます。

その採用は戦略的か?

もちろん成長戦略(売上・原価・販管費)の上での採用であるならば、それも必要なものでしょう。

しかしその前に今の業務のやり方や進め方に問題がないのか、余計なことをやっていないか、作業スケジュールを考えずに行き当たりばったりで仕事を始め終わらせていないか、仕事が人についてまわっていないか…等々、まずは環境を精査し現状の戦力を底上げしていくことも必要なことです。

まずは実際の業務を見て、引っ掛かりのポイントを見つけてスムーズに業務が流れるようにする。

本来は業務結果の確認に要しなければならない工数をそれ以前の作業工数に無駄に費やしている場合もあります。

各々の業務を適切な工数で適切なスケジュールで行っているのかを見て是正した後に成長戦略に合わせた社員の採用をどうするかの分析と議論があるのではないかと考えます。

そのためにも私たち天神経営は、実際に作業場に入り一緒になって仕事をして、その滞りを見つけ、改善します。実はこれもすなわち収益に直結するものなのです。

まずは現存戦力の底上げから

成長戦略に合わせ現存戦力を底上げし、さらに社内業務の滞りを是正・改善することで、販管費を必要以上に膨らませることなく質そのものを上げ(相対的に販管費率を落とす)、増加する売上と粗利を支えるに十分かどうかを確認・検証した先に、労務費のあるべき姿を目指すKPIがあるのだろうと思うのです。

人件費の捉え方として単なる「採用」や「抑制」ではなく、工数展開の最適化・意識改革による「質の向上」が大切なことだと私たち天神経営は考えます。

企業によっては原価と販管費が極めて密接に関わる場合もあるため、粗利率も向上しますよね。

問われるガバナンス、コンプライアンス

また企業は成長すればするほど社会的な立ち位置も必然的に問われます。

問われることはガバナンスでありコンプライアンスのレベルです。

その時になって対応しようとしても多くの工数と費用がかかり、時間的なロスも発生
し、社内は混乱の渦になることもあり得ます。

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先を見通しにくい今だからこそすべきこと

更にこのコロナ禍の中で、我々はウイルスという見えない敵とも戦わなければなりません。

第二波、第三波に対し未だ根本的な対策が打てない状況だからこそ、今のうちに守りである体制固めを、補助金やセイフティネットでハード面を整え、これと合わせ業務内容の整備と社内ノウハウの蓄積というソフト面を同時に進めていくことが、これからの「with コロナ」の時代を生き抜くために必要な用意であると思います。

人件費を有効に効率よく会社の成長に展開させていくために、私たち天神経営は、お客様に寄り添った形で業務の流れを検証し支援させていただきます。